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腰痛

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腰痛は、日本人において男性では第1位、女性では第2位にあげられ、全体では2番目に多い不定愁訴です。

腰痛と言ってもその原因は様々考えられますが、その中でも代表的なものをあげていきます。

骨盤の歪み

骨盤の歪みが起こると、骨盤の左右差や骨盤が前に傾いていたり(前傾)後ろに傾いている(後傾)状態になります。

骨盤が前傾している場合では、ももの前面(大腿直筋)やももをあげる時につかう大腰筋、背中を反る時に使う脊柱起立筋が緊張しています。

反対に骨盤が後傾している場合では、ももの後面(ハムストリングス)、脚を後ろに反らす時に使うお尻の筋肉(大殿筋)、体幹(背中)を丸める筋肉になる腹直筋が緊張しています。

なので、骨盤前傾の方は、伸展動作が苦手で、骨盤後傾の方は、前屈の動作が苦手ということが起きてきます。

ここに骨盤の左右差が加わると、右の骨盤は前傾していて、左の骨盤は後傾していると状態が起こります。

骨盤の左右差は骨盤の高さが左右で違うということになりますが、この時に、右は前傾していて、左は後傾しているということです。

人は、右に回旋していくと、骨盤は右が後傾、左が前傾という動きをします。

反対に左に回旋していくと、左が後傾し、右が前傾してきます。

ですので、右に回った方が苦手か、左に回った方がかたいのかということが判断材料になります。

この場合ですと、右を前傾させている原因の筋肉である、ももの前面の筋肉(大腿直筋・腸腰筋など)を緩めます。

反対に、左を後傾させる原因となる筋肉になる、もも裏(ハムストリングス)やお尻(大殿筋など)や腹筋を緩めていきます。

このパターンに当てはまらない場合もあります。

それは、後傾をさせている筋肉が硬くなりすぎている場合と、股関節の硬さが原因の場合と考えられます。

骨盤を後傾させている筋肉が硬すぎる場合

この場合は、左が後傾していて右に回旋していく途中に痛くなるという状態です。

股関節が硬い場合、股関節を開く動作がやりにくくなります。そのときにに股関節を無理に開こうとして骨盤にある仙腸関節という関節が代わりに動こうとして腰を痛めてしまう場合も考えられます。

これかも場合も骨盤に付着している筋肉である大殿筋や大殿筋の奥にある梨状筋という筋肉を緩めたり、逆に鍛えたりします。

コアの欠如

コア(体幹)の安定性がなくなってしまうと腰痛に起こす原因になります。

コアと呼ばれる部分は体幹や腹腔内圧と言われる場合が多いですが、部位でいうと腹部や腰部を指す場合が多いです。

腰痛で痛みがあらわれる部分は、腰の下部(腰椎4・5番)が多いです。

その理由として考えられるのが、腰椎4・5番に付着する筋肉が少ないことです。

腰椎4・5番に付着する筋肉でいうと、大腰筋や横隔膜や多裂筋などがありますが、付着は強くありません。

そうなると、腰(腰椎)の安定性が下がり、腰が不安定な状態になり、ぎっくり腰の原因にもなります。

コアを安定させるために必要になるのが腹式呼吸です。

体を少し丸めた状態で、腹式呼吸を行うだけでも、腰痛が改善される場合もあります。

呼吸筋である、横隔膜や腹横筋を活性化すると腰痛の改善につながります。

まとめ

腰痛には様々なケースがありますが、骨盤の歪みによる筋肉の緊張から起因する場合と、コアの欠如から起因する場合をあげました。

腰や骨盤周りの筋肉の柔軟性を高め、股関節の可動域を出す。コアを高め、正しい腹式呼吸を覚える。そして、スクワットなどのトレーニングと行い、さらに安定性を高め、動作を改善し、根本改善につなげていきます。

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